茗水矯正歯科では、患者さんとの会話を大切にし負担の少ない治療を行っております。
反対咬合
反対咬合の患者さんで、主訴は受け口でした。受け口の原因は下顎の骨が大きいことでした。
チンキャップを11ヶ月使用した結果、受け口が改善しました。費用は225,500円(税込)でした。
初診時の口元は下唇が出ていたのですが、自然な感じになりました。
今後に関してですが、思春期の大きな成長が起こる時期に下顎の成長が旺盛になり、反対咬合が再発する場合もあるので、長期の成長観察が必要になります。
開咬、下顎の偏位を伴う上下顎叢生
前歯が咬み合わない開咬で、下顎が右にずれていました。上下の前歯に叢生がみられ、患者さんの主訴も前歯の歯並びが気になるとのことでした。
治療は上下の第一小臼歯を抜歯し、マルチブラケット装置を使用しました。また、上顎の前歯の後退のためにヘッドギアを使用しました。治療期間は3年4ヶ月、費用は957,000円(税込)でした。
奥歯の前後的な位置、垂直的な位置、左右横方向の位置に注意して歯を動かした結果、歯並びがキレイになり、咬み合わせも全体がしっかりと咬めるようになりました。
※マルチブラケット装置の副作用、リスクとして、歯根吸収、知覚過敏が起こることがあります。
開咬(かいこう)、上下顎叢生の治療例
開咬とは、奥歯だけが当たり、前歯では咬めないことを言います。
患者さんの主訴も前歯で咬めないとのことでした。他院で外科矯正をする可能性があると言われて来られた患者さんでしたが、上下の5番目の小臼歯を抜いて、マルチブラケット装置を使用することで、矯正のみで治療することがきました。
歯や顎の垂直的な関係を良くする治療を行うことで、歯全体でしっかりと咬めるようになりました。治療期間は3年4ヶ月、費用は957,000円(税込) でした。
ただ、程度の重い開咬は後戻りのリスクが高いので、患者さんにはリテーナーをしっかりと使用していただきながら、保定観察を行う必要があります。
※マルチブラケット装置の副作用、リスクとして、歯根吸収、知覚過敏が起こることがあります。
上顎の重度の叢生、切端咬合(せったんこうごう)の治療例
上顎に強いガタガタがあるうえ、前歯の端と端が当たる切端咬合と、やや受け口の傾向がありました。口元は少し下唇が出ていて、口が閉じにくいような印象を受けました。
患者さんの主訴は上の歯並びが悪いとのことでした。顎に対して歯がかなり大きかったので、上下の4番目の小臼歯を4本抜歯してマルチブラケット装置にて矯正治療をしました。治療期間は3年、費用は885,500円(税込)でした。
ガタガタがキレイになり、歯の中心も揃いました。咬み合わせがよくなり、下唇がリラックスした自然な口元になりました。
※マルチブラケット装置の副作用、リスクとして、歯根吸収、知覚過敏が起こることがあります。
上下顎前突の治療例
上下顎前突とは、上の歯と下の歯が両方とも前に出ている歯並びです。
患者さんの主訴も前歯が出ているのが気になるとのことでした。歯が出ているため、口が閉じにくく、閉じた状態では下顎が緊張するため、うめぼしのようなしわができていました。
マルチブラケット装置を使用し、上下顎の第一小臼歯を抜歯して、上下の前歯を後方に下げました。治療期間は2年10ヶ月、費用は830,500円(税込)でした。
前歯が後方に入ったので、口元も引っ込んで、すっきりとしてキレイになりました。リラックスして口を閉じれるようになったので、下顎のうめぼしのようなしわはなくなりました。
※マルチブラケット装置の副作用、リスクとして、歯根吸収、知覚過敏が起こることがあります。
上顎前突で、重度の叢生の治療例
上顎の前歯が出ていて、前歯に強いガタガタがありました。右上の前歯が出ていることで口を閉じても歯が唇から出てしまい、口を完全には閉じられない状態でした。
患者さんの主訴は前歯の歯並びが気になるとのことでした。
上下の前歯のガタガタをほどいて、さらに上顎の歯を後退させる必要があったため、上顎の第一小臼歯と下顎の第二小臼歯を抜いて、マルチブラケット装置により治療を行いました。治療期間は3年2ヶ月、費用は898,700円(税込)でした。
治療後は前歯がキレイに揃い、出ていた歯も下がりしっかりと咬み合っています。糸切り歯とその後ろの歯は、もともと山と山が合うような咬み合わせでしたが、山と谷が歯車のようになり、咬み合わせも良くなりました。
※マルチブラケット装置の副作用、リスクとして、歯根吸収、知覚過敏が起こることがあります。
粘膜下口蓋裂、反対咬合の治療例
この方は受け口が主訴でした。
粘膜下口蓋裂とは、上顎の奥が部分的に割れていたのですが、表面の粘膜は割れておらず、下層の筋肉のみが割れているという、軽度な口蓋裂です。
上顎前方牽引装置を約1年使用したところ、受け口は改善しました。完全に下顎の歯の裏側に入っていた、上顎の2番目の歯も前に出しました。費用は保険適用でした。
反対咬合の方は思春期の大きな成長が起こる時期に下顎の成長が旺盛になり、反対咬合が再発する場合もあるので、長期の成長観察が必要になります。
顎変形症、骨格性下顎前突の治療例
この方は受け口が主訴でしたが、下顎の骨が非常に大きかったので、外科手術を併用した矯正治療を行いました。
上顎の第一小臼歯を抜いて、マルチブラケット装置を使用し、下顎を手術で後退させました。治療期間は3年10ヶ月、費用は保険適用でした。
反対咬合だった咬み合わせが正しい咬み合わせになりました。
※マルチブラケット装置の副作用、リスクとして、歯根吸収、知覚過敏が起こることがあります。